ブルドッグ

ブルドッグ

Bulldog

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ブルドッグはイギリスで行われていた犬の闘技に使用されていた犬種です。イギリスの国犬でもあるこの犬種は、その歴史や風貌から獰猛な印象を受けますが、実は勇敢でやさしく温和な性格です。
様々なキャラクターに起用される特徴ある犬種です。

基本情報

体型 ⇒ 中型犬

体高 ⇒ 33~41㎝くらい

体重 ⇒ 25㎏くらい

被毛 ⇒ 硬い短毛

カラー ⇒ ホワイト&レッド、ホワイト&フォーン、ホワイト&ブリンドル

原産国・地域 ⇒ イギリス

寿命 ⇒ 8~10歳くらい

 

ブルドッグの歴史

犬種名はブル(雄牛)と闘争させる競技(ブルベイティング)に使用されたことに由来します。
ブルベイティングは13世紀にイギリスの貴族が始めたのがきっかけで全国に広がり、19世紀に至るまで庶民の娯楽として人気がありました。ブルベイティングは杭につながれた雄牛に対し、数等の犬を放す方法でおこなわれ、最初に牛の鼻に噛み付き、牛を倒した犬の持ち主に高額の賞金が支払われるというものでした。
ブルドッグはただひたすらにこの闘技に都合の良い体形、性格に改良されていきました。口吻を短くし、鼻が口先から交代して上を向いていることで牛に噛み付いたときに楽に呼吸ができるようになっています。
下あごを発達させることで、噛み付き力を増強し、短足で体高を低くすることで、牛の角による反撃にすくわれないようにしました。牛の角によるダメージを小さくするために皮膚をたるませ、首を短くし重心を前駆に置くことにより、噛み付いた牛に振り回された時の遠心力を小さくしました。
その頃のブルドッグは重いほうが有利ということで体重60kg近くに達し、正確も好戦的で獰猛なものが選抜されていました。
しかし、動物愛護の観点からイギリスでは1835年に犬の闘技が非合法となり、闘犬の歴史が終わるとブルドッグの出番はなくなってしまいました。
特殊な用途に特化させようとしたため特異な形態になっていた犬が、他の役務に役立つことはなく血統の存続が危ぶまれた時期もありましたが、熱心なブリーダー達がブルドッグの保存と改良に乗り出し、現在のブルドッグを作り出してくれました。

ブルドッグのイギリスにおける知名度は格別なものがあり、「勇気」「不屈」「忍耐」の象徴として名誉あるイギリス国犬の地位を得て、イギリス海軍のマスコットになっています。
闘犬から改良で最も留意されたのは、闘争的、好戦的な気質を取り除くことで、この点ではブルドッグはまったく別の犬に生まれ変わったといってもよいでしょう。その外貌とかつて牛と闘う犬であったという先入観により獰猛な犬のイメージが強いのですが、見かけと実際の性格にこれほど差のある犬は他にはいないでしょう。

ブルドッグの性格・気質

不機嫌そうなしかめ面とは対照的に、ブルドッグは陽気で、おどけたところのある、愛想のよい素直でおっとりした犬です。自分が納得しないことには従わないという頑固な一面もありますが、飼い主を一生懸命喜ばせようとするけなげなところもあります。
子供と仲よくつきあうことができ、見知らぬ人にもある程度は友好的に振る舞います。たまに、他の犬に対して攻撃な態度をとることもありますが、他のペットに対してはそのようなことはなく、とてもうまくやっていける犬です。
ブルドッグは、そのいかつい顔からは想像もできないほど非常に温厚で穏やかです。甘えん坊で飼い主のそばにいたがり、いつも誰かのそばで寝ています。いたずらすることもなく、吠えることもほとんどないので、非常に飼いやすい犬種です。いざというときは勇猛果敢なので、番犬にも適 しています。
しかし、食べ物については独占欲が強く、食べ物が目の前にあるときはほかの犬や動物に 対して攻撃的になるので、ほかの犬のいる前では決して食べ物を与えないようにしましょう。

ブルドッグの飼育

毎日外に出たくてウズウズしている活動的な犬種ですが、高温多湿の環境に弱いので、気温が高く湿気の多い季節には、ジョギングや、長時間の散歩はしないようにしましょう。体温調節が苦手で、暑さと寒さに弱いので、夏場は涼しい場所を確保してあげましょう。散歩の時間帯も夏は朝夕、冬は暖かい日中を選ぶといいでしょう。
また、ほとんどのブルドッグは、高いところから飛び降りたり、泳いだりすることができないので注意が必要です。
ブルドッグはあまり激しい運動を好まないので、気分転換程度の散歩で充分ですが、肥満予防のためにも子犬の時から、少し運動するようにしつけるといいでしょう。あとはそばに置いてやることが大切です。

ブルドッグの被毛・毛色・お手入れ

ブルドッグの被毛はスムースコートで滑らかな光沢があります。毛質は硬く、毛色はブリンドル、レッド、フォーン、ファローなどの単色か、これらの色とホワイトの組み合わせ、または単色にブラックのマスクと口吻のスマットがあります。
ブルドッグの短い被毛は手入れが簡単で、獣毛ブラシなどでブラッシングする程度で問題ありません。ただ鼻のまわりのシワに汚れがたまりやすいので、食後などにきれいに拭いてあげ、清潔を保ちましょう。また体温調節が苦手で、汗もかくので、夏場の暑い時期には定期的にシャンプーをしてあげましょう。

ブルドッグの健康管理

多くのブルドッグは、ゼーゼーと苦しそうに息をしたり、いびきをかいたり、よだれをたらしたりするといった特徴を持っています。
ブルドッグの鼻先はつぶれているので、呼吸が荒く、いびきをかくこともあります。
ブルドッグは目の疾患にかかりやすいので、注意してあげましょう。また後躯が小さいので、出産のときは難産になることが多いです。

 

 

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