ジャーマン・シェパード・ドッグ

ジャーマン・シェパード・ドッグ

German Shepherd Dog

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ジャーマン・シェパード・ドッグ

 

世界最高の働く犬。その世界中で大活躍しています。ピンと立った大きな耳と鋭さの中に優しさのある目、颯爽と走る姿は威厳さえ感じます。警察犬としても有名で、刑事ドラマにはかかせない俳優犬でもあります。訓練してこそこの犬の性質を生かせるタイプです。

基本情報

体型 ⇒ 大型犬

体高 ⇒ 61~66cmくらい

体重 ⇒ 30~41㎏くらい

被毛 ⇒ 二層構造になっており、硬めの上毛はまっすぐか少しウェーブがかかり、程よい長さで密集している

カラー ⇒ ブラックタン、ウルフ、オールブラック

原産国・地域 ⇒ ドイツ

寿命 ⇒ 8~10歳

 

ジャーマン・シェパード・ドッグの歴史
~間違いなく世界最高の使役犬。~

ジャーマン・シェパードは「理想の使役犬」を作ろうと作業能力や学習能力を最優先して交配を重ね作出された犬種です。シェパードとは「羊飼い」の意味です。
第1次世界大戦下では犬が軍用に本格的に起用され、一番活躍していたのがジャーマン・シェパードでした。負傷兵の救出や通信・伝令が主要な任務でしたが、陣営の警備には欠くことができない存在となっていました。映画などでも巡視する兵隊がジャーマン・シェパードを連れているのをよく目にします。
戦後は警察犬、工場の警備、麻薬捜査犬、盲導犬、救助犬と多分野で活躍しています。
世界最高の使役犬として活躍する大きな理由の一つには、ストレス状況下でも興奮することなく冷静な判断と行動ができることにあります。これは、軍用犬、警察犬、救助犬として非日常的な場面で任務を遂行するには欠くことのできない資質であり、次に起こる事を予知する能力(洞察力)に至っては他の犬種には求めることすらできないものだと言われているほどです。
その能力は、時として科学技術万能の現在でも、犬のみにしかできない作業があります。アメリカ西部の牧畜現場では雌牛の発情期を見分けるのはジャーマン・シェパードの仕事ですし、ガス漏れを感知する能力も多くの機器の性能をはるかに上回ると言われています。

~有名犬も多数です。~

有名なジャーマン・シェパードとしては、ジョン・F・ケネディが飼っていたクリッパー、フランクリン・D・ルーズベルトが飼っていたメイジャー、アドルフ・ヒットラーが飼っていたブロンディがいます。
日本初の国産盲導犬チャンピイ、雪でスリップしてきた車から主人を守った話が出版され有名になり銅像も建った盲導犬サーブもジャーマン・シェパードです。
テレビドラマでは、1880年代のアメリカ冒険西部劇『名犬リンチンチン』や、1976年公開の映画『名犬ウォントントン』、日本では1977年にTBS系で放送された『刑事犬カール』が有名です。
余談ですが、刑事犬カールのカールは、主役の“クラッフォー・オブ・ツカサドール(通称ジル)”と、その弟・妹・いとこの合計4頭で演じていたのだそうです。

ジャーマン・シェパード・ドッグの性格・気質
~オオカミに似ているけど、何の関係もありません。~

見た目の強面や襲撃防衛訓練のデモンストレーションの印象などから、危険な犬と思われがちだが、そのようなことはなく、理解力が高く、服従心に冨み、人と何かすることに強い喜びを感じながらも、見知らぬ人には警戒心を怠らず、必要であれば家族を守るため、勇敢・忠実に立ち向かう気質の持ち主です。
家族に対する忠誠心が高く、信頼のおける家庭犬として世界中で飼育されています。安定した性格で、バランスが取れていて、全体的に落ち着いており(怒ったとき以外)性格がよく、注意深く、訓練しやすい犬種です。自分に与えられた命令には、どんな内容であっても忠実に従おうとします。ただし、その能力を存分に発揮するためにはそれ相応の訓練が必要なことをわすれてはいけません。

ジャーマン・シェパード・ドッグの飼育

警察犬として活躍するこの犬種は知力、体力共に素晴らしい素質を持っています。例えれば馬力あるスーパーカーといえるでしょう。この車を乗りこなすにはドライバーに相応の技術、経験が求められます。
家庭犬として飼うときには、攻撃するような訓練や屋外飼育で放置するなどといったような、本来もっているテリトリー意識を強くするような飼育環境を作らないように注意してください。常にスキンシップやコミュニケーションを怠らずに信頼関係を密接にすることが一番大切です。それを怠りただの愛玩犬的な飼い方をしているとエネルギーを持て余し、破壊的、攻撃的になることもあります。体力に自信があり、付き合う時間も確保でき、犬をコントロールできる能力を持ち、しっかりとした信頼関係を作れる飼い主のみ飼育が許される犬種だともいえます。警戒心が強い犬種のため小さいうちから色々な環境に慣らせて社会化をさせることも大切です。
運動はとても大切で、毎日リードをつけて長時間の散歩など運動が必要です。散歩の時には、知らない犬、特に小さな犬に対しては敏感になることがあるので注意してください。
小さなお子さんのいるご家庭や初めて犬を飼うご家庭には不向きかもしれません。

ジャーマン・シェパード・ドッグの被毛・毛色・お手入れ
~骨格や体型には一切の無駄がありません。~

シェパードの骨格や体型には一切の無駄がなく、その運動能力が最大限で発揮できます。力強く、筋肉質で、がっちりしていて頑丈です。大きくぴんと立った耳、ながい口吻、太くてたくましい尻尾を持っています。
被毛は滑らかで硬いまっすぐな上毛と、密生したやわらかい下毛のダブルコートです。
シェパードのやや粗い被毛は、毎日のブラッシングやコーミングが必要です。特に換毛期には入念にブラッシングして死毛を取り除いてあげましょう。
毛色はブラック、ブラック&タン、ウルフがあります。
寒さには強いですが、暑さと湿気には弱いので夏場は特に注意が必要です。

ジャーマン・シェパード・ドッグの健康管理

腫瘍の比較的発生しやすい犬種なので、日ごろから細かいボディチェックを習慣としてください。そのためにもどこを触ってもいやがらないように小さな頃からしつけてあげましょう。
時には生まれつき関節に疾患を抱えている犬もいるので、股関節形成不全やひざ関節形成不全、関節炎には注意が必要です。関節系の疾患がとても多い犬種ですので、足場の良い場所での運動や、急激な運動を避けながら、特に肥満による関節などへの負担には十分注意が必要です。
走る・止まるはもちろん、上下のジャンプ運動が得意な犬種です。少々疲れていたり、食後であっても誘うといつでも運動ができるぐらい運動能力が高いですが、食後休憩を取らないうちの過剰な運動(特に上下運動や訓練)は胃捻転を起こす危険性がありますので注意が必要です。

 

 

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