ジャック・ラッセル・テリア
Jack Russell Terrier
ジョン・ラッセル牧師がキツネ狩りの猟犬として作出したのがジャック・ラッセル・テリアです。
日本には割りと最近登場した犬種なのですが“ジャッキー”の愛称でとても人気の犬種です。
アカデミー賞5冠の映画「アーティスト」で名演を披露した名優?“アギー”でも有名になりました。
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基本情報
体型 ⇒ 小型犬
体高 ⇒ 23~30cmくらい
体重 ⇒ 5~8㎏くらい
被毛 ⇒ スムース(上毛が平らで硬い)とブロークン(上毛が粗い直毛が密集している)の2種類
カラー ⇒ 白地にタン斑
原産国・地域 ⇒ イギリス
寿命 ⇒ 10~12歳
ジャック・ラッセル・テリアの歴史
~パーソン・ラッセル・テリアとの違いは?~
パーソン・ラッセル・テリアとジャック・ラッセル・テリアはもともと同種の犬種です。
実はどちらもイギリスのジョン・ラッセル牧師が作出した犬種なのです。ラッセル牧師はキツネの巣穴に入り込んで獲物を追い立てる猟犬を作出するために、フォックス・テリアを基礎犬として、ボーダー・テリアやビーグルなどひたすら猟性能を高めるための交配を繰り返したのだそうです。その結果系統的な繁殖活動が遅れタイプの統一がなされなかったため「公認された雑種」と呼ばれるように、毛色や毛質、体形、サイズの個体差が大きくなってしまったようです。
ジャック・ラッセル・テリアはイギリスのケネルクラブでは公認されておらず、パーソン・ラッセル・テリアは公認されています。それはラッセル牧師が、スタイルのみが先行し、本来の作出目的と機能性、作業能力が取り残されていくことを危惧し、ケネルクラブに入れば好むと好まざるとに関わらずドッグショー向きになってしまうことや、他のあらゆる犬種と比べあうこともナンセンスという考えのもと、この犬種をケネルクラブに入れようとしなかったからです。(ちなみにラッセル牧師はケネルクラブ創設者の一人なのですが)日本では1995年に公認犬種となっています。
ケネルクラブが採用したパーソン・ラッセル・テリアのサイズ(体高)は28cm~38cmで、ジャック・ラッセル・テリアの25cm~26cmよりも大きいです。多くの犬種は本来の用途を離れペット化すると、一般に小型化するのが普通ですが、人気犬種となって小型化するジャック・ラッセル・テリアに歯止めをかけ、キツネ狩り全盛時代の大きさを保存しようとしたのがパーソン・ラッセル・テリアだといえるでしょう。
~映画やテレビで大活躍のあの犬種です。~
2011年アカデミー賞5冠に輝いた映画「アーティスト」に出演し世界一の有名なジャック・ラッセル・テリアとなったアギーは、犬となったアギーは、ハリウッド映画ですばらしい演技を披露した犬を表彰する第1回ゴールデン・カラー賞で最高賞を受賞しました。
日本では、映画「マスク」「マスク2」で一気に有名になりましたね。
ジャック・ラッセル・テリアの性格・気質
~やんちゃな元気犬~
人懐っこく大変頭のいい犬種で、人の言っていることを理解するのが早く、おうちの中で家族とコミュニケーションをとることができ、飼い主さんの多くの感情に答えてくれるでしょう。
しかし、日本に入ってきてまだ新しい犬種のため、性格の安定化が他の犬種に比べると図られていないこともあります。なかには、やんちゃで言うことをきかないとか、自己主張の強い性格の犬もいます。
そんなことから、やんちゃで大変・初心者には不向きといわれることもあります。
子犬の時にはどの子もやんちゃですが、他の犬種の子犬と同程度で特に激しいというわけではありません。知能の高い犬種ですからきちんとしつけることができれば、なんの問題もないといえます。
知能の高い犬種ですから、毎日を一緒に過ごしていると多くの発見があることでしょう。犬の年齢が経つにつれて、「家族同士で話している事をいつの間にか理解している」という事が多いものです。
子犬の時期(個体差によりますが1歳半くらいまで)を過ぎると一人でのお留守番も上手にできるようになります。(それ以前は性格も子供でやんちゃもしますからケージでのお留守番をおすすめします)
どの犬種にもいえることですが、主従関係をはっきりさせた上で、たくさん話しかけスキンシップをとり、いっぱいかまってあげれば、やんちゃな犬種であっても、一緒に楽しく過ごせるものです。
ただし、この犬種は猟犬ですから、きちんとしたしつけがないと、何かに夢中になって迷子になってしまう可能性もあるので、気をつけなければなりません。
ジャック・ラッセル・テリアの飼育
いつも様々に動き回ったり、冒険に出たりするのが大好きな犬種です。正真正銘のハンター呼べる犬で、チャンスを見つけては何かを探索したり、方々を歩き回ったり、何かを追いかけたり、穴を掘ったり・・・。明るく活発でのびのびしており、体力は大型犬といわれることもあります。
見知らぬ犬に対しては少々攻撃的に出たりすることもありますが、それほどひどくはありません。
馬との愛称は抜群なのですが、猫を見ると追いかけてしまう傾向もみられます。リスやねずみなどとの相性は良くないので、一緒に飼うのはなかなか難しいかもしれません。
温暖な地域では屋外で飼うことも可能ですが、室内と庭の間を自由に行き来できるようにするのが一番でしょう。庭や広いスペースのないアパートなどでは飼いにくい犬だといえます。
ジャック・ラッセル・テリアの被毛・毛色・お手入れ
ジャック・ラッセル・テリアの被毛には3種類のタイプがあります。スムースタイプは短い被毛、ブロークンタイプは粗く密生している直毛、ラフタイプは全体が長い毛で被われている長毛タイプです。
すべてに共通しているのはアンダーコートが硬く密集していることです。猟犬として活躍していた時代に風雨に耐えられるようになっているのです。
スムースタイプが一番手入れが楽ですが、週に一度はブラッシングしてむだ毛を取り除いてあげましょう。
ブロークンタイプは時々、ストリッピング(手で毛を抜くこと)が必要です。
ジャック・ラッセル・テリアは抜け毛が非常に多く、室内がすぐに毛だらけになります。換毛期には獣毛ブラシで、入念にブラッシングしてあげましょう。また皮膚病を予防するためや、白い毛色を保つために、運動のあとなどに身体を拭いてあげるといいでしょう。
毛色は、基本的には3種類に分かれています。
・ホワイト&ブラック・ホワイト&タン・ホワイト&ブラック&タンの3種類になります。
上記全てに共通しているのは、ホワイトが入っていることです。これは非常に重要なポイントで、
最低でも半分以上はホワイトが入っていることが望まれています。
ジャック・ラッセル・テリアの健康管理
比較的丈夫な犬種ですが、膝蓋骨脱臼や皮膚疾患がやや多めといえますが、好奇心旺盛ゆえ、食欲も旺盛です。
また、この元気なパートナーを大人しくするためについつい、おやつを与えすぎてしまい糖尿病になってしまうケースもよく聞かれます。 肥満も糖尿病も、飼い主さんの心がけ次第で発病の可能性は大違いですのでおやつに頼るしつけは、やめましょう。
皮膚疾患には、老廃物を排出するための水分摂取や、新陳代謝の活発化が大事です。
基本的には栄養バランスの整った食事を心がけて、偏食などに注意すれば、健康で病気などはしにくい体質です。
また、たまに見られる病気としてはレッグ・ベルテス・パーセス病や聴覚障害があります。