柴犬

柴犬

Shiba Inu

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国の天然記念物に指定される小型日本犬。立ち耳、巻尾の凛とした立ち姿、健気なまでに忠実な気質の柴犬は、日本人にとって最も“犬らしい犬”といえるでしょう。どの洋犬にもみられない、柴犬の特徴は目。慎ましくも自尊心を感じさせる三角形に近い目は、欧米では「オリエンタル・アイ」と呼ばれて珍重されています。

 

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柴犬

基本情報

体型 ⇒ 中型犬

体高 ⇒ 40㎝くらい

体重 ⇒ 9㎏くらい

被毛 ⇒ 硬い直毛の上毛と、柔らかい下毛の二層構造

カラー ⇒ レッド、ごま、黒褐色

原産国・地域 ⇒ 日本

寿命 ⇒ 14~15歳くらい

 

柴犬の歴史

柴犬は日本古来から山岳地帯で獣猟犬として活躍していた小型の土着犬です。東南アジアに分布したパリア犬の系統をくむ犬種で、北方系の秋田犬とはルーツを異にします。我が国には先住民族とともに南方から渡来したものと考えられています。
猟犬としての柴犬は日本のほとんどの地域に分布していましたが、交通の不便な山岳地方で長く純粋性を保つ事になりました。特に柴犬は日本海に面した山岳地帯に生息し、小動物や鳥の猟犬として使われていました。新潟、山梨、長野、岐阜、島根など地方ごとに異なる特質を持つ個体が知られていました。
幕末に日本を訪れたシーボルトは日本で3種の犬を見たと回想しています。「狩犬」「町犬」と「狆」の3種で、「町犬は外来種との雑種が多い。」「狩犬は長吻、立ち耳、短毛・・」と記述があり、この「狩犬」こそが日本犬の源流であるといわれています。
明治に入るとさらに多くの外来種が上陸し、日本の山岳部での狩りに洋犬が使われるようにもなり、在来種との交雑も進みました。1868年から1912年にかけて、イングリッシュ・セターやイングリッシュ・ポインター等の犬種がイギリスから輸入され、狩猟がスポーツになり、これらのイギリス犬種との異種交配が流行すると、純粋な柴犬は珍しくなり、1912年から1926年までには純粋な柴犬はほとんど見られなくなってしまいました。
1928年に日本犬の保護と質の向上を目的に「日本犬保存会」が設立され、1934年に「日本犬標準」が制定されました。「日本犬標準」は日本犬をサイズ別に大型、中型、小型と分類するもので小型にあたるのが柴犬です。1937年に柴犬は天然記念物に指定されましたが、地域開発が進む中、交通の発達による血液交流、さらに戦渦により純粋犬は壊滅状態となってしまいました。
柴犬には長野県を発祥の地とする「信州柴」、岐阜県を発祥の地とする「美濃柴」、そして本州山陰地方を発祥の地とする「山陰柴」の3種類のタイプが存在していましたが、第二次世界大戦後、その数は激減してしまいます。さらに追い討ちをかけるように、1952年にジステンパーが流行したことによって、その頭数は10分の1になってしまいました。やがて、絶滅の危機に瀕する柴犬を守ろうという運動が始まります。骨格がしっかりした山岳地方の柴犬と、その他の地方に住む比較的きゃしゃなタイプの柴犬とを交配し、異なったタイプの柴同士を掛け合わせる試みがなされました。その結果、柴は、さまざまな骨格の違いを持つひとつの犬種として、絶滅の危機を乗り越えることに成功します。
現在では、日本の気候、風土に合った体格、体質から、家庭犬として広く飼育され、海外でもアメリカを中心に「シバイヌ」として人気が高まってきています。室内で飼育しやすい犬の上位にランクされ、小型の愛玩犬や洋犬には見られない日本犬独特の「自立性」と、他人とは「距離をおく」柴犬の資質に賞賛をおくる海外の愛犬家も多いのです。

ちなみに“柴犬”と呼ばれ始めたのは案外最近で、大正時代といわれます。でも理由にはいろいろな説があります。シバには「小さい」という意味があり、「小さい犬だったから」「柴(小さい枝)のすき間をくぐるのが得意だ」「枯れた柴の色に似ている」等の説があり、定かではありません。

柴犬の性格・気質

柴犬は日本犬らしく忠実で、従順な性格をしています。また活発で行動的で、警戒心も強いので番犬としても適しています。素朴で賢く、無駄吠えも少なく、日本の気候、風土にも適していることから、家庭で飼育しやすいとして人気が高いです。日本犬ならではの適度な自立性が、最近ではアメリカをはじめ、海外でも人気を集めています。
大胆で独立心が強く、頑固な面を持ち合わせている柴犬は、いつも自信に満ち溢れています。屋外では活発に動き回りますが、毎日十分な運動をさせていれば、室内で行儀よく落ち着いて過ごしてくれます。
時々、その大胆で勇敢な性格から、同性の犬に攻撃的になったり、小さな動物を追いかけたりする傾向があり、いつでも何かおもしろい冒険をしようと身構えているような犬種です。なかには頑固な面が強すぎて、自分勝手な行動をとる傾向が強い犬もいます。
また、縄張り意識が強いので、見知らぬ人に対しては距離を置いた態度で接します。こういった性質は、まさに優秀な番犬に向いているといえるでしょう。

柴犬の飼育

古くから日本の住環境になじみ、飼育しやすい事が柴犬最大の長所ですが、しばしば聞かれる「ペット飼育の入門犬」とする位置づけには疑問があります。
柴犬を飼育する上での重要なポイントのひとつには、「十分な社会化」ということがあります。警戒心が強く、慣れていないことや体を隅々まで触られることを受け入れる許容範囲がとても狭い特徴を持つ柴犬にとって、社会化期(初めてのこと、慣れていないことを受け入れることができやすい時期)に隣人含め家族以外の人、小さい子供、他犬と良好な挨拶の機会を一回でも多く持ち、体を触られることに慣らしておくことが後に大きく影響します。社会化が十分でないと、知らない人や他犬との挨拶、体を触られることを怖いと感じ、拒み、時には攻撃的な対応をすることもしばしばみられます。柴犬の子犬を飼ったら散歩には好きなオヤツを携帯し、多くの人や子供の手からオヤツを一粒もらうことが柴犬との社会生活においては真先に必要な躾だともいえるでしょう。
日本では昔から屋外で飼育してきました。縁の下に土を掘って暑さや寒さをしのげるほどに、タフで丈夫な犬でした。しかし、最近の住宅事情ではなかなか理想的な飼育環境を用意してあげられないのが現実です。温暖な地域や涼しい気候のところであれば、雨風をしのげる暖かいスペースを用意して屋外で過ごさせることもできますが、できれば家の中で過ごさせ、屋外と屋内にいる時間をバランスよく配分してあげるのが理想的です。
柴犬には、毎日の十分な運動が欠かせません。広い屋外で活発にゲームをして遊ばせたり、長めの散歩をさせたり、足場のよい安全なところで走らせたりといった運動を取り入れてあげましょう。

柴犬の被毛・毛色・お手入れ

柴犬の被毛は、柔らかい下毛と硬めの上毛のダブルコートになっています。全体的に毛は短く、しっぽの毛がやや長く伸びています。毛色は赤、ごま、黒ごま、赤ごま、黒褐色などがあります。
柴犬は毛がよく抜けます。毎日掃除機を掛けていても毛は取れるぐらいの心構えが必要です。
柴犬は被毛が短く硬めで、量も少ないので手入れはわりと簡単で、獣毛ブラシで毎日ブラッシングしてあげる程度で大丈夫です。換毛期には皮膚病を予防する意味でも、少し入念にブラッシングして、月に1回程度絞ったタオルで拭いてやるか、シャンプーを使わずにぬるめのシャワーで流してあげるといいでしょう。水気をタオルでとってから、ドライヤーで充分に乾かしてあげましょう。

柴犬の健康管理

近年の柴犬に多く見られる疾患としてアレルギー性の皮膚疾患があります。一説では元々屋外での飼育から室内飼育に変わったことによるハウスダストの増加と、家族の残り物にお味噌汁を掛けた栄養価の低いご飯が主だったのが、ドッグフードや缶詰、おやつなど食生活の変化がアレルギーの大きな原因と考えられています。寿命が延びたことによる老年性痴呆症(徘徊行動、夜鳴き)も柴犬にみられることがあります。昔から動物性タンパク質として、魚を食べていた柴犬は、脳内にDHAを貯め込みにくい身体なので普段から小魚などDHAを多く含む食品を食べさせておくとよいという説もあります。
俊敏で活発な柴犬は、毎日の運動が欠かせません。忠実で従順な柴犬は、飼い主と行動を共にすることに満足感を覚えます。一緒に散歩を楽しんであげてください。
とても丈夫なことでも知られる柴犬ですが、とてもキレイ好きでもありますので不衛生な環境はストレスになってしまいますので、環境にも注意してください。

 

 

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