イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

English Springer Spaniel

⇒子犬情報はこちら

鳥猟犬として古い歴史を持つ犬で、イギリスで最も古く、最も大きいスパニエル種です。弾むような走りをばねに例えてスプリンガーの名称がつきました。友好的で明るく、訓練性能の高い、家庭犬に求める性能をきっちり兼ね備えた人気の高い犬種のひとつです。

基本情報

体型 ⇒ 中型犬

体高 ⇒ 48~51cmくらい

体重 ⇒ 22~24㎏くらい

被毛 ⇒ 堅毛のストレートコート

カラー ⇒ レバー&ホワイト、ブラック&ホワイトなど

原産国・地域 ⇒ イギリス

寿命 ⇒ 12~14歳

 

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの歴史
~他のスパニエル種よりも、ちょっと足が長いのです。~

スプリンガー・スパニエルは、16世紀後半、陸地の猟で使われていたランド・スパニエルとして始めて文書に登場し、1800年前後から慎重に改良がおこなわれ始めました。なかでも、ノーフォーク地方に多く飼育されていたので、一時はこの犬種を「ノーフォーク・スパニエル」と呼んだこともありました。その後1900年に「スプリンガー・スパニエル」という名に落ち着きました。
イングリッシュ・コッカースパニエルとは、イギリスにおける鳥猟犬の進化の過程で、サイズの違いによって分離しました。スパニエル種の中でも大きい方なので、4~5㎏もある獲物を素早く運搬する能力も備えているのです。十分な推進力を伴う大股で独特の歩様があり、スプリングのきいた跳び出しのスピードのよさから“スプリンガー”と命名されました。スタミナ抜群で、どのような環境下でも躊躇せず獲物に突進する快足の万能犬で多くの国で現役の鳥猟犬として活躍しています。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格・気質
~家庭犬としても高い人気を保っています。~

スプリンガー・スパニエルは猟犬特有の素早い行動と忍耐力を持っていて、従順で訓練性能も高い犬種です。体つきは均整が取れ、コンパクトで、力強く、陽気で明るく行動的に動き回る行動派です。好奇心も旺盛で、何か楽しいことを発見すると夢中になって没頭します。
性格は友好的で人間が大好きで、賢く、従順です。
しかし家庭犬となって都会で飼育される彼等も、決して猟欲を失ってはおらず、飼育にはストレス解消を目的とした適度な肉体的、精神的刺激がとても重要です。
ただし頭の良い犬種ですので、小さな頃からしっかりトレーニングすれば成犬時には飼い主の言うことをきちんと聞けるようになります。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの飼育

スプリンガー・スパニエルは探究心が旺盛なので、探究心を満足させるような知的な運動と、肉体的な運動をバランスよく取りいれることが理想です。特にスポーツ要素のある遊びなどは、自ら積極的に楽しむので、飼い主がスポーツ好きであれば、コミュニケーションの取れたいい運動が出来るはずです。広場で走らせることや長めの散歩などと、服従訓練などを人うまく取り入れることで、穏やかでしつけの行き届いた家庭犬にすることができるでしょう。
泳ぎも大得意なので、夏場は水辺で遊ばせると喜びます。
本来鳥猟犬なのでしつけのトレーニングをされるのは好きではありません。状況判断も出来るので、強制されて行動を制限されるのも嫌います。そのため「あすわり」「まて」「ふせ」などの基本的な内容は、食事やおやつなど大好物を見つけて、それをごほうびにしてしつけるとよいでしょう。
人間が大好きで少しでも傍にいたいと願っている犬種ですが、室内でのフリーな時間はなるべく一緒にいることを制限し、寝る時・食事時・留守番時にはケージに入れ、手をかけてあげられる時とかけてあげれない時の違いを教え、メリハリのある生活をさせることをお勧めします。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの被毛・毛色・お手入れ

スプリンガー・スパニエルは、ウェーブのかかった絹糸状の被毛で、肢や耳の先端に飾り毛があります。毛色はレバー&ホワイト、或いはブラック&ホワイトで、これにタンのマーキング(斑)が入る場合と入らない場合があります。
飾り毛や絹糸状の被毛を美しく保つために毎日ブラッシングとコーミングを行いたいものです。定期的にシャンプーを行い、専門のトリマーにトリミングをお願いするといいでしょう。皮膚疾患にもなりやすいので、ブラッシングの際にこまめにチェックしてあげてください。垂れ耳なので耳の手入れも定期的におこなってください。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの健康管理

スプリンガー・スパニエルには遺伝的に突発的に興奮するような、異常な攻撃行動が現れる特質があると言われており、系統を重視した子犬選びが必要です。
また、股関節形成不全や網膜萎縮になりやすいといわれているので、股関節検査や眼科検査は大切です。

 

【広告】

 

 

 

 

 

PAGETOP