解説【トイプードル】

◆原産地

プードルは大変古い歴史をもつ犬種で、16世紀はじめの絵画や文学に、今のプードルによく似た犬種が登場します。 原産地はフランスという節が一般的ですが特定が難しいほど古くからヨーロッパ大陸の各地にいたようです。
水辺で作業を容易にする為に独特なカットがほどこされ、それに美的な要素が加味され現在のショーカットに至っております。
英語のプードル(POODLE)の語源は、ドイツ語のプデル(PUDEL)の転化語であるとされています。ちなみに、国犬であると指定しているフランスでは、プードルのことをカニッシュ(CANICHE)呼んでおり、これは、毛のもしゃもしゃはえた、「むく犬」の総称です。
人気に火をつけたのはフランスでフレンチプードルとも呼ばれておりました。トイプードルが誕生したのはルイ16世の時代と言われます。

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トイプードルの飼い方「ワンポイントアドバイス」

プードルといえば、ただいま流行中のティディベアカット!単一色の巻き毛は優雅でかわいらしいく、トリミングなどを楽しみたい方にはぴったりです。

プードルはとても頭のいい犬種です。コミュニケーション能力も高いので、高度な芸(技)を教えたりしてみましょう!また、どちらかというとプードルはいつも一緒にいたがる性格なので、常に一緒にいたい方がいいかもしれません。

無駄吠えが比較的少ない、被毛はシングルコートで抜けにくい、臭いもあまりないなど、プードルは、マンションなどの集合住宅で犬を飼いたい方にはとてもおすすめのわんちゃんです。

AKC(アメリカ)
トイプードル:10インチ以下/25.5cm
ミニチュアプードル:10~15インチ/25.5~38cm
スタンダードプードル:15インチ以上/38cm以上

JKC(日本)/KC(イギリス)
トイプードル:11インチ以下/28cm
ミニチュアプードル:11~15インチ/28~38cm

<公式には認められていない2種>
▲ランデス:ヨーロッパにおけるミニチュアとスタンダードの中間
▲ティーカップ:アメリカの愛好家によりつけられた文字通り茶碗に入るくらいの小さなサイズ

体:バランスのとれたスクエアな体形と気品漂う容姿は、適度に力強い筋肉をもっています。

目:アーモンド型で、適度に離れています。

耳:飾り毛に隠れた耳は肉厚で、長くまた幅広く、付け根は目の高さかそれよりやや低めで垂れています。

尾:つく位置の高い根元の太い尾は、上向きに立っています。

トイプードル子犬アプリコット プードルの特徴である被毛は非常に豊富で、比較的硬い巻き毛です。縮れた毛はよく密生していて、毛色は一色毛が理想とされ、同じ色で濃淡をもつものも見受けられます。

JKCの公認は14色
基本色はホワイト、ブラック、ブラウン
クリーム、ブラック、ブルー、ブラウン、カフェオレ、グレー、
シルバー、シルバーグレー、ベージュ、シルバーベージュ、シャンパン、レッド、アプリ

(注)レッドは掛け合わせにより退色スピードに格差があります。
人気カラーの為アプリをレッドとしての登録が多く、歴代レッドで確立されたレッドは少ない。
アプリコット

<公認カラー以外>
ファウルカラー(ミスカラー):胸、あご、足に出るケースが多い
パーティーカラー:アメリカやヨーロッパで人気、2色以上のカラー(黒白や黒タン)

トイプードル子犬ブラック トイプードル子犬ブラウン トイプードル子犬クリーム トイプードル子犬シルバー
ブラック ブラウン クリーム シルバー

プードルのトリミングは愛好家には楽しみの一つです。クリッパー(バリカン)で毛を刈る(クリッピング)ことから“クリップ”と呼ばれています。水猟犬として活躍していた頃、水中で作業がしやすいよう、あみ出されたスタイルが、その後、洗練されたショークリップから、ペットに施すペットカットなど、プードルのスタイルはさまざまに進化していきました。

代表的なクリップ
コンチネンタル・クリップ:後躯を刈り上げた、ショーで人気の軽快なクリップ
イングリッシュ・サドル・クリップ:猟犬時代のスタイルを残すゴージャスなクリップ
サマー・マイアミ・クリップ:足の下部と尾先意外を極端に短く刈り込むクリップ
テディベア風カット:ティディベアを模した、ムクムクした感じがカワイイカット

運動量は室内や庭先での運動だけでも十分ですが、プードルは一般的にとても社交的な犬種ですから、散歩に出かけることを好みます1日1回はできれば外に連れ出し、周辺を散歩させたり、安全な場所で自由に運動させてあげましょう。

庭に出しての運動は大丈夫ですが、屋外で飼える犬種ではありませんので、必ず室内での飼育をしてください。

プードルの特徴は何と言っても豊かな巻き毛です。入念な手入れが必要な犬種ですが、それが楽しみでもあります。この犬特有の優美な姿を維持するには、月1回のトリミングが必要となるので信頼できるトリマーさんを見つけることも大切です。

プードルは温厚でフレンドリーな性格です。老人から子供、あらゆる家庭にとても融合しやすい性格です。
頭もとてもよく、知能指数はボーダーコリーに次ぐ良さでサーカスでも活躍しております。愛玩犬として飼うにしても、辛抱強く教えれば、芸を覚えさせることも可能です。

ただし利口な分だけいたずらも好きな面もあるので、その点には注意が必要です。決して甘やかすことなくきちっとしつけましょう。
最初のリードさえきちんとできれば、毛も抜けにくく匂いも少ない、躾けのしやすさ、無駄吠えも少なく日本の住宅事情にもマッチしており、一時的な人気で終わる事はなく人気定番犬として今後も活躍するでしょう。

また犬アレルギーの人でもプードルだと反応の出ないケースも多いです。

トイプードルはシングルコートで抜け毛は少ないのですが縮れ毛は、毛玉のように絡まってしまい、なかなかほどけなくなります。しっかりしたブラッシングとカットでまめにお手入れしてあげることが必要です。

ブラッシング
体全体を「スリッカー」でブラッシングして抜けそうな毛を取り除きます。ブラシで絡まった毛をすこしずつほぐして毛玉や絡みをといてあげます。
ブラッシングで気をつけることは、あまり力を入れすぎないようにすることです。スリッカーの先端は針金状になっているので、皮膚を傷つけてしまうことがあります。
顔や喉、内股あたりは比較的に毛が薄いので、丁寧にブラッシングをしましょう。

耳そうじ
耳の中に毛が密集して生えているので、ムレがちです。耳からにおいがすることが良くありますが、掃除をしてあげれば解消できるでしょう。週に1回は、綿棒で掃除をしてあげましょう。
トリミングの際には耳の毛も抜いてくれます。これも自分ではなかなか、難しいですよね。

目の手入れ
目の回りの毛が伸び始めると、よく目やにがつきやすくなってしまいます。特に、ホワイトなどの毛色の場合には涙やけが目立ってきますので、目やにはほっとかずに拭いてあげましょう。

■頭部・歯
頚椎の第1と第2の関係が悪いと、頭の位置をうまく保つことが出来ません。歯突起の骨折や欠損の場合も、同じ状態になり、産まれつき欠損する病気です。首を無理に下げると危険です。

■水頭症
先天的な場合と後天的な場合があります。頭に水が溜まってしまい、運動失調等が現れ、これがひどくなるとてんかん発作などの症状がでます。

■軟骨形成不全
ミニチュア・プードルとトイ・プードルでみられる、異常に短い足になる骨の異常です。軟骨の形成不全による長骨の軟骨が石灰化するために起こります。

■血友病
ミニチュア・プードルは、血液を凝固させる因子が先天的に不足するため、外傷による出血等で、止まりにくくなる病気です。

■甲状腺機能低下症
ミニチュア・プードルとトイ・プードルは、中年齢以上で性別に関係なく発生しやすい症状です。皮膚病が治りにくくなり、被毛に光沢がなくなり脱毛しやすくなります。

 

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