シーリハム・テリア

シーリハム・テリア

Sealyham Terrier

⇒子犬情報はこちら

イギリス・ウェールズ地方シーリハムに住んでいたエドワード大佐によって作出された比較的新しいテリアです。胴長短足に大きな頭、白い長い毛におおわれています。
社交的で愛想がよいが、番犬としても優秀で大声で吠え、侵入者を威嚇します。

基本情報

体型 ⇒ 小型犬

体高 ⇒ 25~30cmくらい

体重 ⇒ 8~9㎏くらい

被毛 ⇒ ワイヤー状の長毛

カラー ⇒ ホワイト、ホワイト&レモン、ホワイト&ブラウンなど

原産国・地域 ⇒ イギリス

寿命 ⇒ 13~14歳

 

シーリハム・テリアの歴史
~小さくても勇ましいテリアです。~

ジョン・エドワード大佐が求めた猟犬は、穴の中でも地上でも水中でも獲物を逃がすことのない俊敏で猟性能を持ち、小型で強靭な骨格と、実猟での激しい闘志と持久力をもつテリアでした。
19世紀半ばに40年もの年月を費やして作出したのがシーリハム・テリアです。
実際、シーリハム・テリアは地中深く機敏に穴を掘り、獲物を追跡するときには体格以上のパワーを発揮する万能犬として人気を博しました。しかし、近年は実猟に使用されることはありません。
しかし、エドワード大佐は自分の所有地内で秘密裏にこの犬種を作出したので、シーリハム・テリアの祖先についての詳細は不明なままです。

最初は作業目的を重視したので体型にあまりこだわらなかったようですが、ショー・ドックとして考えられるようになってからは現在のタイプになりました。
活動的でバランスが取れたしっかりした体つきです。
最初にショーに登場したのは1903年ですが、アメリカのウエストミンスター・ショーでベスト・イン・ショーを4回も受賞しています。

シーリハム・テリアの性格・気質
~声だけ聞けば迫力満点!~

小型ですが、体力がありエネルギッシュ。独立心が強く、勇敢です。
比較的穏やかなテリアといわれていますが、探検したり、地面を掘ったり、動くものを追いかけたりするのは大好きです。
少々頑固で、知らない人には距離を置いて接しますが、家族や飼い主には愛情深く友好的です。
子どもと仲良くすることも出来るので、家庭犬として不向きではありません。
常に大きな吠え声で小獣を追い出す猟犬として用いられたことで有名なことからもわかりますが、吠え声は深く、太く、力強いです。住宅地では無駄吠えをしないようにしつけが必要です。

シーリハム・テリアの飼育

筋肉が発達していて柔軟性に富み、腰部が比較的短く、ぎゅっと詰まった感じのコンパクトな体型をしています。体型は体高よりわずかに体長が長く、足が他のテリア種より短くなっています。頭部・首も長めで、耳は顔の横についた垂れ耳です。尾は通常長めの垂れ尾ですが、半分の長さに断尾して立たせることもあります。
抜け毛は平均的で、臭いの心配はありません。
家庭では行儀の良い犬ですが、運動は大切です。ストレスがたまると攻撃的になることもあります。
牡は喧嘩っ早いところもあるので、散歩には注意が必要なときもあります。
独立心が強いので、訓練は重要です。無駄吠えしないしつけと服従訓練は必須でしょう。

シーリハム・テリアの被毛・毛色・お手入れ
~ホワイトコートに被われたボディと立派なおひげで気品あるスタイル~

コートは本来シャーギーコート(むく毛)だが、カットが施されて独特の姿になります。
通常はあごひげ、口ひげを残して目の周りの毛を刈り、全体的にコートの長さを短めにそろえるのが基本です。しかし、ショー用では、顔部分の長い毛を残し、背中や尾、首のコートを短くして、脚や腹部の毛を長めに整えるスタイルが定番です。
毛色はホワイト一色か、ホワイトにレモン、ブラウン、ブルー、アナグマ色の斑が頭部や耳にあるものがいます.
どんな天候にも耐えることが出来る全天候の被毛は、やわらかくて密にはえた下毛と硬い針金状の上毛はワイヤー状の長毛で二層構造になっています。できれば、週2~3回程度コーミングをし、3ヶ月に1回はトリミングをしてあげたいものです。汚れやすいのですが、(他犬種も同じですが)毎日シャンプーすると毛並みが悪くなる(ぼさぼさになり、毛つやが悪くなる)ので注意が必要です。

シーリハム・テリアの健康管理

かかりやすい病気はコートが目に入ることで起こる眼疾患、皮膚疾患やまれに難聴があります。
また抱き方が不適切なことで起こる椎間板ヘルニアには気をつけましょう。

 

 

【広告】

 

 

 

 

 

PAGETOP