ラブラドール・レトリバー

ラブラドール・レトリバー

Labrador Retriever

ラブラドール・レトリバーは、卓越した訓練性能のゆえに、警察犬や盲導犬、麻薬捜査犬などとして社会に役立っています。無駄吠え、攻撃性、反抗性が共に低く、女性、子供でも充分に扱える家庭向きで丈夫な犬種です。原産地であるイギリス国内での人気は不動で、現在、世界で最も飼育頭数の多い犬種と推定されています。

 

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ラブラドール・レトリバー(ラブラドール・レトリーバー、ラブラドール・リトリーバー)

基本情報

体型 ⇒ 大型犬

体高 ⇒ 56~62㎝くらい

体重 ⇒ 30~36㎏くらい

被毛 ⇒ 短くまっすぐでた、柔らかい下毛が密集している

カラー ⇒ ブラック、黄色、チョコレート

原産国・地域 ⇒ カナダ

寿命 ⇒ 10~12歳くらい

 

ラブラドール・レトリーバーの歴史

ラブラド-ル・レトリーバーの多岐にわたる活躍は広く知られているが、沿革については定かではなくほとんど知られていません。16世紀頃北アメリカ大陸沿岸へ出漁した北欧やイギリスの漁船に同乗しカナダのラブラドル半島へ渡った犬の後裔と言われています。
ラブラド-ル・レトリーバーは、長い間この厳寒の海辺で海中に流れた網を捜したり、網からこぼれ出た魚を捕らえてそれを運ぶ仕事や、漁網の浮きを漁師の手元まで運ぶ仕事をこなしていたといわれ、非常に泳ぎが上手な犬種です。
レトリーバーとは獲物を回収運搬する犬という意味で、地名が犬種名となったようです。

現在卓越した訓練性能のゆえに、警察犬や盲導犬、麻薬捜査犬などとして社会に役立っています。性格穏和な使役犬で、鼻を使っての捜索作業は素晴らしい成果をあげています。
服従心も抜群で、シェパード犬に匹敵する訓練性能を有しますが、性格がきわめて穏和であるため、絶対強制訓練には不向きで、番犬には不向きです。
優れた能力、性質を活かして、狩猟犬、災害救助犬、探知犬、身体障害者補助犬、セラピー犬などの役割で使役されています。カナダでは盲導犬に使役されている犬のうち、およそ60 – 70%がラブラドール・レトリーバーです。1970年に、日本で初めてラブラドール・レトリーバーの盲導犬が誕生し、現在では、国内の盲導犬の約90%が、ラブラドール・レトリーバーです。
ラブラドール・レトリーバーが知的で自発的な行動をとることができる好例として、2001年に人命救助をしたエンダルという名前の犬があげられます。エンダルは意識を失った飼い主に回復体位をとらせ、車の中から携帯電話と毛布を運び出し、そして毛布を気絶している飼い主にかけたうえで、近くの家に助けを求めるべく吠え立てて、さらに近くのホテルへ駆けていって救助を求めたのです。エンダルは「世界でもっとも多くの賞を受けた犬」といわれています。
日本では『盲導犬クイールの一生』などの書籍のモデルとなった盲導犬クイールがいます。その一生はのちにテレビドラマ化、劇場映画化されました。

ラブラドール・レトリーバーには、使役犬や狩猟犬としての能力を重視したアメリカンタイプと呼ばれる血統と、ドッグショーなどの品評会用に外観を重視した イングリッシュタイプと呼ばれる血統の、それぞれに特化した二種類の異なる血統があります。個体差はあるものの、一般的には外観重視のイングリッシュタイプの ラブラドール・レトリーバーのほうががっしりとした身体つきをしており、胴は短く、被毛は密生しています。一方、能力重視のアメリカンタイプは脚が長く、細身のしなやかな外観となっています。頭部もイングリッシュタイプは横幅が広く、明確なストップ(額と鼻の間のくぼみ)を持ち、太く頑丈な首をしているが、これに比べるとアメリカンタイプの頭部は細く、マズルが長いといえます。アメリカンタイプのラブラドール・レトリーバーはイングリッシュタイプに比べるとより活動的で神経質な面を持っており、家庭犬よりも使役犬としての資質が高いといわれています。

ラブラドール・レトリーバーの性格・気質

温厚で穏やか、賢くて子供に優しく、忍耐強い性格、仕事を命じられやり切ることに喜びを感じる・・・ラブラドールといえばいい面がすぐに浮かびます。が、 それだけでは家庭飼育におけるラブラドールは語れません。個体差はありますが3歳過ぎまでは好奇心旺盛で極めて活発に動き回り、かなりの運動量があり、食欲も旺盛。盲導犬・介助犬のイメージから落ち着いていると思われがちですが、それは訓練による結果です。エネルギーを発散していないと家具や柱などを齧る、破壊する行動がでます。力も強いため想像以上の被害にあうこともありえます。人に対しては非常に友好的ですが、それが災いして訪問者に対し興奮が治まりにくく、(友好の意味で)じゃれて急に飛びつく事も多くあります。この犬種には毎日の精神面と肉体面での運動が欠かせません。

ラブラドール・レトリーバーの飼育

この犬種を飼いたいと思ったらまず飼育経験者の話を聞きましょう。いい面のみならず大変な面をあらかじめ知っておくことでその対策と心構えを持って、犬を迎えてください。持っているエネルギーを毎日の生活で発散することができていれば、元々持ついい面が無理なく受け入れられ家族に、周りに愛される犬になります。ボール投げ、オモチャ遊びは教えなくてもできる犬種(飼い主がやり方を覚える必要はあり)です。散歩だけで満足させようとしても無理、好きな遊びを十分に取り入れることで飼い主は疲れず、犬は大満足で、家の中での破壊行動をする必要もなくなります。可愛がる前に、躾ける前にまず発散をさせてあげましょう。
猟犬種としての高い資質が、家庭犬に要求される諸条件を見事に満たしているといえ、無駄吠え、攻撃性、反抗性が共に低く、女性、子供でも充分に扱える家庭向きで丈夫な犬種です。気立てが良く、たいへん聡明で、嗅覚は優れており、ソフトマウスで、水をたいへん好みます。理解力があり、鋭敏で、柔順で、人に喜ばれるのを好み、生まれつき優しく、攻撃的でもなければ、過度にシャイでもありません。
この犬種に限ったことでは無いはずなのに、よく「人間の言葉を理解している」と表現されます。おそらくこの犬が、非常に表情豊かで人に献身的な性格だからこそでしょう。いっしょにいると、この犬はまるでやさしい少年か少女のようです。
卓越した能力と知能に献身的なその姿勢は最高の伴侶であり、住環境の良い米国では一番の人気を誇るのがよく解ります。 屋内外への自由な出入り、広いスペースが確保できる住宅環境ならラブラドール・レトリーバーを選択しない理由は、あまり見当たりません。犬として極標準的な体臭、糞尿の量、食事の量、抜け毛の量です。
逆にいうと犬との時間がほとんど割けず、更にマンションなどで自由なスペースが得られない暮らしでは、力の強さや、その体躯をもてあましてしまいお互いに 不幸になるかも知れません。家の中ではとてもおとなしい犬ですが、屋外にせめて2~3畳分のフリーなスペースがあるといいと思います。

ボール投げやフリスビーキャッチといった遊びや競技を好む犬種でもあります。また、物をくわえることを本能的に好み、飼い主の手を甘噛みすることもあるが力加減が調節でき、卵を割らずに口にくわえて運ぶことも出来ます。この能力は水鳥などの獲物を傷つけずに回収する狩猟犬としての能力を重視して繁殖されてきたことが背景にあるようです。
遊び好きでにぎやかな環境を好み、恐れを知らないその性質から、訓練と適切な躾が必要であり、これらがなされていない場合には問題犬となることがあります。また、メス犬のほうが独立心がやや強い犬種でもあります。ラブラドール・レトリーバーは生後およそ三年で成熟します。成熟するまでのラブラドール・レトリーバーは仔犬のように活動的であり、このことで興奮しやすく落ち着きのない犬であるという誤った評価をされることもあります。早い時期から鎖や紐でつなぐ訓練をすることは、成犬になってから散歩時などに飼い主を引っ張りまわす癖を防ぐことに有効であると考えられています。
また食欲旺盛な犬種として知られており、ときに食物ではないものまで見境なく食べてしまうことがあります。つねに食物を求めているといっても過言ではなく、飼い主は過食による肥満や病気には十分に注意しなければなりません。
ラブラドール・レトリーバーは、塀を飛び越えたり地面を掘り返す習性はあまり見られない犬種ですが、個体差があり、塀をよじ登ったり飛び越えたりすることを好む個体もいます。非常に賢く、興味を持った事柄に対しては高い集中力を発揮する犬種であるため、退屈しているラブラドール・レトリーバーに何らかの外的刺激が与えられると、「非常に優秀な」「脱走の名人」となることもあります。好奇心旺盛かつ冒険好きで社交的な犬種であり、人の後を着いてまわったり、食物や目新しい臭いを追跡する習性があるので、飼い主の前から突然姿を消したり、ちょっとした物音につられてどこかへ行ってしまうことがあるほか、他人を警戒することがほとんどない性質が災いして、盗まれることもあるので注意が必要です。

ラブラドール・レトリーバーの被毛・毛色・お手入れ

レトリーブするときは冷たい水にも入るので、ラブラドール・レトリーバーの体には下毛が密集しています。短毛ながら暑さに弱く、毎日のブラッシングも欠かせません。換毛期にはラバーブラシでマッサージすると、山のような毛が抜けます。
毛色は、ブラック(濃淡のないブラック一色)、イエロー(クリームからフォックスレッド)、チョコレート(ブラウンからダークブラウン)の三種類が公認されています。ブラックのラブラドールは、俗に黒ラブ(黒ラブラドール)、チョコレート(レバー)のラブラドールは、俗にチョコラブと呼ばれています。
ほかに「シルヴァー(灰色)」として売買されているラブラドール・レトリーバーもあるが、この血統は現在でも疑問視されています。世界中の主要なケネルクラ ブはこのシルヴァーのラブラドール・レトリーバーも登録しているが、「シルヴァー」の毛色としてのものではありません。アメリカのラブラドール・レトリーバーの 愛好団体 (the LRC) は、公式に「ラブラドールにはシルヴァーを発色させる遺伝子は存在しない」と発表しています。胸部、足先、尾などに小さなホワイトの斑点を持つラブラドール・レトリーバーも見られ、まれにではあるがブリンドル(虎毛)やロットワイラーのような黄褐色の斑点を持つラブラドール・レトリーバーもいます。
19世紀にカナダのニューファンドランド諸島で発見された頃は、黒いラブラドールがほとんどだったようですが今ではテレビや映画などでもよく見るイエローのラブラドール・レトリーバーも人気を集めています。

ラブラドール・レトリーバーの健康管理

人気犬種共通の問題であるが、乱繁殖による股関節、肘関節形成不全などの遺伝性疾患は有名です。できれば迎える前に股、肘関節検査を受けておくと安心です。胃捻転、膿皮症、関節炎、ワープラー症候群 眼瞼内反症、二重睫毛など。シニア期以降でも続く食欲の旺盛さと運動量の減退から糖尿病になるケースもあるため食事量の管理は必須です。シニア以降の肥満、糖尿病は飼い主の日ごろの管理である十分にコントロールできます。
基本的に頑健な犬種ではあるが罹患しやすい病気も少数ながら存在します。
遺伝性の疾患としては大型犬種によく見られる股関節形成不全、肘関節形成不全を発症することがあるが、他犬種に比べるとその割合は低いとされています。膝蓋骨脱臼を起こすことがあります。
眼病、とくに進行性網膜萎縮症、白内障、角膜ジストロフィー、網膜形成異常 を発症することがあります。
遺伝性の運動誘発性虚脱を発症することもあり、軽い運動の後に発熱、虚脱、衰弱、見当識障害といった症状となって現れることがあります。
ラブラドール・レトリーバーは、悪性腫瘍ができやすい犬種です。とくに悪性リンパ腫という全身性のガンは、6~12歳のシニア期にさしかかったラブラドール・レトリーバーに多く発症します。皮膚腫瘍は、スキンシップの強化により、早期発見が可能です。実際、飼い主が愛犬の腫瘍を発見することが多く、日頃の健康チェックが大切です。
一番心配されるのは、肥満です。もともと食欲旺盛な犬種で、運動不足や退屈は肥満の原因となりえます。肥満は犬の健康状態に関するもっとも大きな問題だと見なされています。ラブラドール・レトリーバーにも適切な運動と刺激が必要であると考えられており、心身ともに健康なラブラドール・レトリーバーであれば二時間程度の水泳や 駆け足をこなす能力があるが、そのためには細身のしなやかな体型を維持する必要があります。肥満は股関節や脚部の形成不全を悪化させるだけでなく、糖尿病などの原因となることもあります。また、老犬では変形性膝関節症も珍しくはなく、脚部に負担がかかる肥満のラブラドール・レトリーバーにより多く見られる症例となっています。 ラブラドール・レトリーバーの運動量としては、一日に少なくとも30分の散歩が二回必要であるとされています。
股関節形成不全や、大型犬特有の成犬になってからの骨や関節の病気が多い犬種ですので、しっかり筋肉を付けてあげる事や太り過ぎない生活が大切です。
とても食欲旺盛なため、糖尿病・巨大食道症・肥満による関節の疾患などが多い犬種です。
食事の管理は、特に気をつけなければなりません。健康な体の基本は、食生活と運動です。ついついおやつを与えすぎは厳禁です。

 

 

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