ドーベルマン

ドーベルマン

Dobermann

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警察犬や軍用犬のイメージが強く、獰猛な犬種のように思ってしまいがちですが、従順で忠実、情緒豊かで愛情深い優れた家庭犬でもあります。
訓練しやすく、作業を楽しんで出来る犬種なので、きちんとしたトレーニングによって真の伴侶犬となってくれることでしょう。

基本情報

体型 ⇒ 大型犬

体高 ⇒ 60cmくらい

体重 ⇒ 29~41㎏くらい

被毛 ⇒ 硬くて短い毛

カラー ⇒ ブラックまたはブラウンに赤褐色の斑

原産国・地域 ⇒ ドイツ

寿命 ⇒ 10~12歳

 

ドーベルマンの歴史
~名前の由来は作出者です。~

20世紀初めにドーベルマンは、税金徴収の仕事で家々を回る際に、自分と一緒に行動してくれる優秀な警備犬が必要だと考えていた、ドイツのフリードリッヒ・ルイス・ドーベルマンによって作出されました。ドーベルマンはその勇敢で大胆な性質から、瞬く間にヨーロッパ中はもちろんアメリカでも、優れた警察犬、警備犬、また軍用犬として評価が高まり、家庭においても非常に役立つ番犬として絶賛されるようになり社会に迎えられました。1910年にはドイツの都市部に警察犬として配置され、第一次世界大戦では軍用犬として活躍しています。1930年には日本の軍用犬としても起用されました。
映画や ドラマなどで人間に襲いかかる犬として有名になってしまいましたが、実際は凶暴なところはなく、温厚で飼い主に対しては甘えん坊の一面さえ持っていて、家庭犬としての人気も高いです。

ドーベルマンの性格・気質

ドーベルマンは、非常に利口で警戒心に富んだ番犬であり、飼い主やその家を警護するといった能力に優れており、見た目とは裏腹に、温厚で好奇心旺盛です。また、知的で、どんな時も飼い主に忠実なので、非常に訓練しやすい犬種といえます。しつけの飲み込みも早いので、愛情を注いでしっかりトレーニ ングすれば、すばらしいパートナーになります。ただ、ドーベルマンの長所を引き出すためには、子犬の頃から相応の訓練が必要で、甘やかしすぎたり、運動や正しい訓練を怠ると、攻撃的な面が出てしまうこともあるので、初心者には不向きな犬種といえるでしょう。
少々横柄な態度に出る犬もいますが、基本的には鋭い感性で飼い主の要望をいち早く察知し、それに一生懸命応えようと努力します。一般的に、見知らぬ人には打ちとけにくく、他の犬に対して攻撃的になったりすることもあります。

ドーベルマンの飼育

ドーベルマンは短毛で極めて無駄のない体型の中型犬で、筋肉質で引き締まった体格は力量感に満ちています。くさび型の頭部、力強い口吻など、ドーベルマン特有直線美は洗練され優美で高貴とも言える姿を見せ、サラブレットを彷彿させます。
大変活発な犬種なので、毎日、知的な運動と肉体的な運動が必要です。このバランスがうまく取れず、運動量が足りないと欲求不満に陥り、破壊行動に出ること もあります。長時間のジョギングか散歩、または足場のよい所で思い切り走らせるなど、たっぷりと運動をとらせましょう。これ自体がひとつの服従訓練にもなるので、主導権をしっかり持つようにしましょう。
温暖な気候の地域であれば屋外で飼うこともできますが、できれば屋内で過ごさせ、優れた番犬としての能力を存分に発揮させてあげましょう。
室内飼いをすると、飼い主さんと一緒に過ごす時間が長くなりますので、沢山の言葉を覚えたり、飼い主さんの気持ちを良く読み取るようになるといわれています。ドーベルマンは情緒豊かな犬種です。ですから、裏庭に綱いでご飯の時にしか接しないような、昔で言う番犬のような飼い方は向いていません。人と一緒に過ごす時間をできるだけ多く持った方がより優しい子になります。
そして飼い主さんにとても忠実です。家族の中でも一人、自分の主人を決める傾向があります。お子さんのいらっしゃるご家庭でも飼う事ができますし、家族の人に愛想良く接しますが、号令をだした時にビシッと聞くのは家族でも一人かもしれません。このような一面もドーベルマンの魅力の一つだと思います。

ドーベルマンの被毛・毛色・お手入れ

ドーベルマンの被毛は硬い短毛が密生していて、ブラックかブラウン、ブルー、イザベラに、赤褐色のはっきりとした斑があります。斑は口吻、頬、目の上、ノド、前胸、足、しっぽの下などにあります。
ドーベルマンの光沢のある硬い短毛は、運動後に獣毛ブラシなどでブラッシングをする程度でOKで、汚れが気になった時など、必要に応じて、絞ったタオルで拭いてあげましょう。換毛期には、ブラッシングと同時に死毛を取り除いてあげるようにしましょう。

ドーベルマンの健康管理

フォン・ヴィルブラント病、胃捻転、股関節形成不全などにかかりやすいといわれています。
ブルーの毛色のドーベルマンには、ブルードーベルマン症候群として部分的な脱毛に注意してください。
十分な運動が必要とはいえ、細い四肢は、脱臼や骨折などの心配もあります。足場の良い場所での運動や、急激な運動を避けながら、特に肥満による関節などへの負担には十分注意が必要です。

 

 

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