ダルメシアン

ダルメシアン

Dalmatian

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特徴的な模様のダルメシアンはディズニー映画「101匹わんちゃん大行進」でも有名です。
いろいろな仕事のできる万能犬ですが、馬をリードして走る事はこの犬種の才能とも言えます。

基本情報

体型 ⇒ 大型犬

体高 ⇒ 56~61cmくらい

体重 ⇒ 27~31㎏くらい

被毛 ⇒ 硬い短毛

カラー ⇒ 純白の地色に黒かレバーの斑点ン

原産国・地域 ⇒ クロアチア

寿命 ⇒ 10~12歳

 

ダルメシアンの歴史
~馬車と併走する仕事ができます。~

ダルメシアンは、独特の水玉模様を持つ犬種として広く知られていますが、どのようにしてこのような模様になったのかは正確にはわかっていません。いくつかの美術品から、その水玉模様はダルメシアンが誕生した古代にまで遡ると考えられていますが、この犬種が誕生したといわれる時代や場所は、やはり不明のまま となっています。
ダルメシアンはクロアチアのダルマニア地方(旧ユーゴスラビア)を原産とする中型犬です。
ヨーロッパの多くの国で古くからこの犬の存在が確認されているにもかかわらず正確な原産地や起源が特定できないのは、この犬がジプシーと共に旅をしていたためで、馬車と併走する特性もジプシーとの旅に由来すると言われています。

大変有能な犬種で、もともとは猟犬でしたが牧畜や番犬として使役された歴史も長いです。
しかし、唯一ダルメシアンにしかできないといわれているのが、馬をリードして走る能力です。
馬と走る特性はダルメシアンの生まれつきのもので、馬もダルメシアンによく慣れると言われてます。
旅行手段が駅馬車だった時代、ダルメシアンは駅馬車の後部を馬と歩調を合わせて併走し、盗賊から馬車を守る護衛犬の役割を果たしていました。また、当時の絵画によると1台の馬車に数頭のダルメシアンが随走し、馬車が人混みの中を走る時はダルメシアンが先頭に立って先導したようです。
そしてこの犬種は伴走犬として実用的なのはもちろん、見た目の美しさや優雅さも兼ね備えていました。獲物を求めて徘徊する野犬の群れから馬を守りながら、優雅なスタイルの馬車行列に、美的なアクセントとして一役買っていたのです。犬たちは馬の足並みに合わせながら、もっとも美しく見える位置である車軸の前や後ろについて伴走していました。おもしろいことに、優雅に見えるこの伴走位置を、自然に把握する能力を、ダルメシアンが遺伝的に受け継いでいるという証拠がいくつか存在しているのだそうです。

アメリカは消防車が馬車であった時代に、消防署で先導犬としてダルメシアンを飼育していました。
火災の予知や救出劇などでの美談も多く残っています。現在もダルメシアンはアメリカでは消防署のマスコット犬として知られています。

ダルメシアンの性格・気質

ダルメシアンは耐久力に富み、活発で、長距離を走るために生まれてきたような犬種です。
遊ぶことが大好きで、疲れ知らずの犬なので、家庭犬として一緒に暮らしていく場合には、毎日必ず、足場のよい所でたっぷり運動をさせてあげましょう。走リ回ったり、散策したりすることをとても好みます。
初めて出会った犬に対しては攻撃的になるかもしれませんが、一般的に他のペット、特に馬とは仲よくなります。しかし、幼い子供に対しては、少しエネルギッシュになりすぎる傾向があります。
大変頑固なところもあり、知らない人に対しては少々神経質になりがちです。
幼い頃は好奇心が特に強いので、飼い主がしっかりコントロールする必要がありますが、コミュニケーションをとっていれば、しつけの飲み込みは早いほうです。また飼い主や家族にはよく甘えますが、他人に対してはあまり心を許しません。

ダルメシアンの飼育

ダルメシアンには、毎日定期的な運動を心掛けることが必要です。ちょっとした散歩で済ませるのではなく、一緒にジョギングをしたり、何か気になった動物を追いかけたりといった運動をさせるようにしましょう。
温暖な天候の地域では、屋外で飼育できますが、雨風を避けられる犬小屋と柔らかい寝床、そして愛情のこもった交流が欠かせません。基本的には室内で過ごさせ、好きな時に庭に出て遊べる、という環境が理想的です。

ダルメシアンの被毛・毛色・お手入れ

ダルメシアンの被毛は、短く光沢のある毛が密生しています。毛色はピュアホワイトに、ブラックかブラウンの斑点がまんべんなくついています。ダルメシアンの子犬は生後2週間までは純白で斑点はありませんが、徐々に斑点が出てくるようになります。

ダルメシアンは被毛が短毛なので、手入れはとても簡単です。獣毛ブラシなどでブラッシングしてあげて、清潔を保つようにしていれば、シャンプーなどは必要なときだけすれば問題ありません。

ダルメシアンの健康管理

寒さには強く、雪の降る日でも元気に外で遊びます。
先天的な聴覚障害が多い事と、尿酸を分解する能力が低いため尿結石が出来やすい傾向にあります。
たとえ尿結石が出来たとしても、結石が大きくなる前に尿として流れでてしまえば問題はありません。
普段の食事でミネラルバランスに気をつけて、しっかり水分摂取ができる食事で、体の循環をよくするなどで、予防してあげることができます。
またアレルギー性の皮膚疾患に注意しましょう。
聴覚障害については、耳が聞こえないと乱暴に見えることがあります。ぜひ聴覚検査はしてあげたい検査です。

 

 

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